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For an Oath -Ⅰ

For an Oath - Ⅰ 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 

 

 

「え? エルディン様が?」

 魔法を込めなおしてもらったスペルストラップを受け取りながら、旅人は聞き返した。

「おや、旅人さん、知らなかったのか。噂が立ってたんだが…一週間程前のことのようだよ」

 やけに曖昧な言い方だった。旅人は怪訝に思う。王が不在となったのに、国内では何も変わらなかったというのか?

 魔法屋の男は後ろめたそうに、白髪混じりの頭をかいた。

歳と共に容姿が変わるのはヒューマン族の大きな特徴だ。しかしヒューマン族の魔法屋は多くない…ほぼヒューマン、なのかもしれない。

「いやあ…特に滞りもなくてなあ…アルフェ様やエドワード様が対応してくださっているんだろうが…。ほら、他の国じゃ、街の魔法陣管理は国魔法使いがやってるんだって?」

「そのようですね。特にテレポートの魔法陣。大きな街には二人も国魔法使いが付くこともあるそうです」

「そうだろう? でもメアじゃ、街魔法使いで十分だもんなあ。みんな優秀だから国が見定めなくても、大概なんとかなる。そしたら、身近なとこで国直属の人っていないからなあ。わかんないよねえ」

「そうですねえ。あれ、でも、スペルストラップとか魔法道具って、制限がありますよね? 監査とかないんですか?」

「そりゃああるさ。まぁうちは魔法の込め直しだけしかやってないけど、うちみたいなところも、そのストラップとか魔法道具を作っとるとこも、月一で国魔法使いが来るよ。まあーしかし、マナの量がごっそり減ってなければ大丈夫だからな。もちろん、うちは規定守ってるよ」

「ああ、そうなんですね。その国魔法使いは? 何も変わりないんですか?」

 うーむ、と魔法屋は唸る。

「変わりないと思うんだがなぁ…。いや、こないだ来た時は噂聞く前だったもんでね。次はまたしばらく先だからねえ…。

 あの魔法使いさんもね、あまり口数多くないんだよ。マナの量をみるってったって、あっというまの作業だからねえ。ちょっとレベル高い魔法を途中まで詠唱してみればいいんだから。

もしかしたら、エルディン様の崩御も、ただの噂なのかもしれないって思うよ…」

「不思議な状況ですね」

 旅人は、反感を買わない程度に素っ気なく返事をする。

(ただの噂? そうだろうか?)

 この数日、旅路で噂は聞いていた。どうせ出国するところだったので、聞き流していた。

 今日わざわざ魔法屋の男に聞き返したのは、状況が芳しくないようだったからだ。もし国内で色々起こっていて出国者が増えているなら、出国できないかもしれない。

マナの冒険者証を持った冒険者ならば、国の外側の線である精霊壁をほぼどこからでも超えることができる。国と領域を同じくする精霊の一存で出入りが可能だ。それがない者は、国の一存で決まる。出入国出来る道は、メア国ならば航路を除いて三か所。本来なら、悪魔討伐・魔物討伐実績があるので、たどり着きさえすれば簡単に通れるのだが…。

 出国者が増えれば、国が出国者を制限するためにゲートを閉じるかもしれない。

 魔法屋の様子だと、どうやら、思っていたほど出国者はいないようだが…それもいつまでだろう。

「旅人さん、お気をつけて」

「ありがとうございます。あなたもお気をつけて」

「はあ、どうも」

 魔法屋はよくわからない様子で笑って、旅人を見送った。

 ゲートに二番目に近いこの街は、冒険者ギルド・メア国本部もある、そこそこ大きな街だ。にも関わらず、旅人が一番情報を持っているようだった。

(ここの魔法屋は、崩御は一週間前、か。四日前って話も聞いたけど…これじゃ、ただの噂と思われても仕方ないなぁ。

でも、数日前から、妙な襲撃事件も起きていると聞く…町の魔法壁を破っての魔物の襲撃…誰かの召喚、指示によるものだとしか考えられない…)

 出国する予定だったが、どうしたものか…旅人はひとまず村を出てゲート方面へ歩き始める。門番から何か情報が得られるかもしれない。

 

 日の光がオレンジがかってきたころ、メア最後の町についた。

 このまま、今日中にゲートを超えることはできるが、出たとしても、最寄の国エトラニアへ入って町へ着けるのかどうかはあやしかった。夜は悪魔の力が増す。メアもよくわからない状況だし、夜間移動は避けたい。

 だが、このメア最後の町は予想に反してやたら人が多い。嫌な予感がした。

(出国者? もともとこんな賑やかじゃないだろ?テレポート移動先の魔法陣があるから、割と簡単に来られるとはいえ…それとも何だ、レジスタンスのようなものがここ拠点で動いているのか?)

 ということは…旅人の脳内で連想ゲームのように推測される。

(剣を持っている僕にも声がかかるかもしれない、ひとまず断ろう、敵の姿が見えなすぎる…どこもきっとそうだろう。あ、人が多いから宿が空いてないかもしれない、それはまずい)

 旅人は宿の看板を見つけると、急いでそちらへ歩を進めた。

 

 

「すみませんね、満室です」

 3件あるうちの、一番高い宿にも断られた。無い金を使ってでも屋根がほしい、決死の思いで「空いてますか?」と訊ねたというのに。

 仕方がないので一番安い宿に舞い戻り、旅人は最後の手段に出た。

「納屋を使わせて頂けませんか?」

「すみません、納屋もちょっと…」

 え、空いてないの!? 旅人は突っ込みそうになり、ギリギリ思いとどまる。

「そ、うですか…」

 なんとかそう言って、旅人は一番安い宿を後にした。そして、最悪の選択肢を考え始める。

(街中野宿? 勘弁してほしいな…。いざとなればなんだって仕方ないけど…もうちょっとねばってみるか)

 小さくついたため息は、町の通りのざわめきに消えた。その時、

「あの、すみません」

 女性に声をかけられた。実はさっきから、視線を感じていたものの、無視していた。願わくばこのまま立ち去ってしまえたらいいと思っていたのだが。声を掛けられてしまった。

 面倒な予感がする。

「はい?」

 面倒だという気持ちを込めて返事をし、愛想笑いでにこやかに応えた。笑顔がただの仮面だと、気付く人は気付く。

 どうやらこの女性は察したようだ。一瞬たじろいだ。

(鈍そうな人のように見えたけど、そうでもないんだ)

 旅人は少し仮面の笑顔をゆるくして、女性の言葉を待った。

 彼女は、真っすぐ旅人を見据えた。すると、印象が変わった…なんて凛々しい人だろう。旅人は内心驚く。

「噂をご存じですか」

 そう訊ねられた時点で、旅人はピンときた。遊びではなくて、勧誘か。

「ええ、知っています。真偽のほどは分かりませんが」

「冒険者として、共に戦って下さいませんか」

 曖昧だが、きっと…崩御とか城の悪魔とか、あのへんをどうにかしようっていうことだろう。攻城戦になりそうだ…メア城のことだから、派手な魔法戦となるだろう。

 情報はほしい。メア城に悪魔がいるという噂だけは嘘だと思いたかったが、どうやら本当のようだし…一体どうなっているのか。

 だが…。

(誰も動かないのなら、誰かが動かないといけなかったけど…そうだな、メアだから、きっと『琥珀の盾』か『緋炎の月』が動いてるんだろう)

 あのへんの同盟なら、大丈夫だろう。

 

 これで、心配する必要はなくなった。

 これ以上事が大きくなれば、きっと天使族が動くだろうし。滅多にないことらしいが、やりすぎた悪魔は天使族が消しに来るのだそうだ。だが、メアにずっと隠れていられたくらい利口な悪魔だからそれはないと思う。

 となると、悪魔はこれ以上大暴れできないはずだ。あとはどこかの冒険者に倒されればいい。

 それに、旅をしてきて、今回のことに限らずメアは大丈夫だと感じた。魔法使いが多く、比例するように冒険者の魔法使いが多い。悪魔と戦う者はここにはもう十分いる。

 だから僕は、心おきなくこの国を去ろう。

 

「僕は、冒険者ではありません」

「えっ」

 女性は驚き、旅人が携えている剣に一瞬目を走らせた。旅人は剣の柄をとんとんっと叩いて言った。

「護身用です。僕はただの旅人です。集団行動とか、戦いとか、苦手なんですよ」

 女性が口を開く前に、旅人は続けて言った。

「人を待たせているのですが。もういいですね?」

「あっ、そうでしたか、すみません」

 待たせているなんて口から出まかせだったのに。あまりにも女性が慌ててくれたので、旅人は罪悪感を覚えた。

「いえ…。仲間がたくさん集まるといいですね」

 女性は少し残念そうだったが、旅人の言葉に微笑んだ。

「ありがとうございます。あなたも、お気をつけて…あっ、このことは――」

「誰にも言いませんよ。誰が悪魔の手先か分かったもんじゃありませんからね」

 旅人は立ち去ろうとして、思い直し、女性の後方へ視線を送った。それから再び女性を見る。

「もしも僕が悪魔の手先ならば、貴方がたがどこまで把握していて、どういう規模の団体なのか、リーダーは誰か調べようとしますね。貴方に取り入って、そこから全体を滅ぼすでしょう。…何を言っても無駄かもしれませんが、僕はただの旅人ですよ。それじゃ」

 そうして旅人は、颯爽とその場を去った。

 しばらく意味もなく歩いてから、はっと立ち止まる。

(しまった! 街中野宿だ…!)

 宿じゃなくてもいいから屋根のある場所を探して、旅人は町を歩き回ることとなった。

 

 

 自分を疑うな、敵ではない、というようなことを言い残して、旅人はアイカの前から去った。

「レイキ」

 アイカは呼びながら振り返る。

 レイキは不機嫌そうに、旅人の去った方を見ていた。

「ただの旅人、だ? よく言うぜ」

「ね。あの人…大丈夫だよね」

 一応言葉にしつつも、アイカは大丈夫だと思っているようだ。

 悪魔の手先でないにしても、もしかしたら敵方に通じている、かもしれない。それは全ての人がそうなのだが…。

 本当は、話だけでも聞いてもらう方向に持ち込んで、ティラに引き合わせる予定だった。『琥珀の盾』準ガーディアンであり、ディル族の魔法使いであるティラに。隠れている悪魔の見分けは並の魔法使いでは難しく、ましてアイカやレイキではとても判断できないからだ。

「仲間になってほしかったけど…仕方ないね。次いこっか」

「…念のためティラさんに報告はしておこう」

 レイキの言葉に、アイカは頷く。

「うん。…でも多分…嘘が上手そうだし、よく分からない人だったけど、悪い人じゃないよね」

 お、とレイキは感心する。

「嘘だって分かってたのか?」

「だって最初から面倒くさそうな顔するんだもん…あの笑顔嘘っぽいよねー」

 違った、とレイキは呆れた。やっぱりアイカは気付いてなかった。

(もっと色々嘘だったぞ。戦いが苦手とか、ただの旅人とか、護身用とか、真実を含んでるかもしれないが、嘘だろ。で、最後の、人を待たせている、あれはきっと口から出まかせだ)

「仲間にしておきたかったね」

「そうだな」

 

 

 

 翌朝、旅人は町を出て、ゲートへ向かっていた…のに。

 この太い川を越えたら、30分程でゲートに着くというのに、旅人はそこで足止めを食らっていた。

「どうしてこんなことに」

 呆れつつ目の前の女性に話しかける。この人はついさっき、上流から流れてきたところを旅人に発見され、救助されたのだ。

(昨日といい今日といい…女運が最悪みたいだな、最近の僕は。女に足止めされる――物は言い様だな、悪くない響きだ)

 今日の人はダークエルフだった。銀髪に浅黒い肌。黒系の軽装、ブレードを装備している。格好からして冒険者だ。

「すみません。本当にありがとうございます」

 女性は救助されるなり御礼だけ言って立ち去ろうとした。だが、旅人に強く勧められ、マントを借りて、濡れた服を絞ったり革鎧を拭いたり、樹の後ろで身なりを整えて、今に至る。

「急いでいるようですが、少し温まった方がいいと思いますよ。顔色が悪いです」

 旅人の冷静な言葉に、女性は首を振った。

「ありがとう…でも、もう行きます。貴方も、ここを離れたほうがいいかもしれません」

 不穏なものを感じる台詞だった。旅人は思わずたずねる。

「どういうことです?」

「…そのままの意味、ですっ」

 言うなり彼女は自らのブレードを抜き、背後から飛んできた何かを斬ってかわした。その瞬間、わずかによろめく。

 飛んできたのはナイフだ。旅人は剣を抜き、女性の前へ出た。

「森へ」

「貴方が…」

 女性がとっさにそう言ってきたので、旅人も口が動くままに言葉を投げつけた。

「邪魔です」

 

 彼女は冒険者。自身の消耗も、庇いながら戦ったり逃げたりする難しさも、 分かっていた。

 素早く、彼女は森へ駆けこむ。

 旅人は遠距離攻撃をかわし、斬り落としながら、詠唱する。スペルストラップに、眼隠しの魔法を込めてあったはずだ。

「《川よ 水よ 力をお貸し下さい》、《沸き起こり、集え 眼隠しの霧》」

 魔法《眼隠しの霧》が込められたスペルストラップが応じ、川や旅人の周辺から、霧が沸き起こった。それは旅人の周りを囲み、漂う。霧が消えるころには、旅人は既に森の中を走っていた。

 

 道なき道。落ち葉は音を立て、樹の根は足をとろうとする。旅人は、助けとなる魔法を使えないことを恨めしく思いつつ走った。

 幸い、追手は来なかった。

(なるほど。ここを離れたほうがいい、か)

 走るのをやめ、歩き始めた旅人の前に、あの女性が姿を現した。木の上から、軽い身のこなしで飛び降りてきた。

 彼女は旅人の前に来るなり、頭を下げた。

「巻き込みました。申し訳ない。助けて下さってありがとうございました」

「巻き込まれましたが、あなたはどうするんですか?」

 早くも去ろうとした女性を旅人は引きとめる。

 このまま行かせれば死ぬ――そう思った。

 体力を消耗している。レベルの高い冒険者のようだが、ダークエルフは魔法使いでも回復魔法がほぼ使えないはずだ。

「私は…やることがあります」

 詳しく語ろうとしない彼女に、旅人は容赦なかった。

「死にますよ。このままでは」

 彼女の表情が曇る。だが、真っすぐに、旅人を見て言った。

「大丈夫です。エラーブル村に行きますから、そこで休めます」

「はあ?」

 呆れた。それまでに死ぬって言ってるんだよ、と旅人は内心キツい言葉を投げつける。

 ここからエラーブル村まで、急いでも3時間ほどかかるはずだ。川も跨いでいたはずだから、橋を探せばもっとかかるだろう。だが彼女はあまりにも真っ直ぐだった。行かなければならない理由があるのだろう。

 

 旅人は呆れ気味のまま言った。

「なら僕が送ります。行きましょう」

「な…何を言ってるんですか!」

 戸惑う彼女を、はい? と旅人は見返す。それはこっちの台詞だ、と言わんばかりだ。

「追われていると、分かっているでしょ? 付いてくればあなたも狙われます!」

「分かってますよ、そんなこと」

「本当に命の保証もできないんです!」

「そうでしょうね」

 これまでのことを思い返し、旅人はあっさりと言う。あまりに素っ気なかったことが、彼女を怒らせたようだ。

「あなたは自分の命を何とも思っていないのですか」

 その言葉に、今度は旅人が、自分の中で沸き上がる何かを感じた。「あなたがそれを言うのか」という言葉は、ぐっと飲み込んだ。

「その言葉を、全ての冒険者に向かって言えますか? どうして旅なんかしてると思っているんです? あなただって、なんでわざわざ、悪魔と戦う者になったんですか。死ぬのが早まるだけでしょうに」

 彼女は言いかえそうとして、出来ず、その代わりに一時目をつむって考えた。

 冷静さを取り戻し、穏やかに彼女は言った。

「あなたに助けを求めてもいいかもしれない。でも、今回は相手が悪すぎます」

「ならばなおさら、お手伝いしますよ」

「…メア王が殺されたことはご存知ですか?」

(殺された?)

 やはり城の悪魔の噂は本当なのか、と旅人は考える。今その話を持ち出した、彼女は一体何者なのだろう。

「崩御した、としか聞いていませんでした。城に悪魔がいるというのは、どうやら本当のようですね?」

 旅人からそんな言葉が出てくるとは思っていなかったようで、彼女は驚いた。

「そこまで…。…悪魔のことは、事実です。

 私を追っているのは、エルディン王を殺めた、ルシェンという魔法使いです。そして、彼を相手にするとなると、恐らく、悪魔と契約してしまったアルフェも相手となるでしょう」

「アルフェ? 王妃ですか?」

 思わず問い返した旅人に、彼女は暗い面持ちで頷いた。

「私は、ルシェンを取り戻すために動いています。

 敵は、メアにずっと隠れていられた、城を覆い尽くす暗い空気をまとった悪魔です。勝てるとは思っていません。でも、時間が経てばルシェンも戻ってこれなくなるでしょう。だから今、行動しています」

 とんでもない話だった。まさか、メア城に悪魔が…それも、王妃が契約者だなんて。メア城が悪魔の侵入を許すなんて。

 この事態をここまで知っている彼女は何者なのだろう。

 ルシェンという魔法使いの友人か、恋人だろうか。はたまた城の上級兵士か。

 どうであれ、一人では無茶な話だと思った。二人でも無茶かもしれない。でもそれは、彼女が具体的に何をしようとしているのか聞いてから考えよう…少なくとも、彼女をエラーブル村まで安全に連れていくための力にはなれる。

 旅人の頭の中であれこれと考えが浮かび、それが収まって、旅人は呆れたように笑って見せた。

「やれやれ…それはまた…とんでもないですね。ひとまずは、エラーブル村を目指すんでしたっけ?」

 彼女は初めて気弱で泣きそうな表情を見せた。だがそれは一瞬のことだった。真剣な目で旅人を見る。

「本当に…いいんですか?」

「村まで安全にお送りするくらいはできますよ。その後のことは、計画を聞いてからですね。あなただけじゃ、途中で倒れそうですから。ここまできて、付いてくるな、とは言わせませんよ。僕は人殺しになるのは御免です」

 容赦なく言う旅人に、彼女は押された。旅人はふと微笑んで、握手を求める。

「遅くなりましたが、僕はリーフ。旅人です。よろしく」

 彼女は迷ったが、やがて目を伏せて、リーフの手を握った。

「ありがとう…私は、ルナティアといいます。冒険者です。ルナと呼んで下さい」

 二人旅が始まった。

 

 

 

 

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