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つきのうら

三日月の夜を背負って

死に神がやってくる

 

しくらめんの花が咲く

み な も の影 黒く

ゆ ら ぐ  消えぬ

 

僕らは 手を広げて

足 ぬらして

見えない目 夜 うつしてかがやく

 

僕らの居場所

 

おかえり

ただいま

 

さようなら

僕らいつもいっしょにいた

 

朝のうらにかくれた夜

 

 

かくれてないさ

君たちがみてないだけ

 

 君はいつも ゆうしゅうだった

僕はいつも そこ にいた

 

つれてってくれるかな 手つないで

僕 も 夜 の 中 へ

 

かがやく

あ い つ が 来  る  よ

今さら 泣 い て も  おそい

おそれるなら  なぜ呼んだ

全てを捨てきれずに

 

恐れぬ者は

呼ばず  迎える

 

小さき者よ  おろかさをにくめ

2010.頃

数年前、手に任せて書いたもの。

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